Audio Laboratoriaの新機種AL-1SQの量産品が間もなく入荷します。
ALブランドはエントリーモデルにも非常に力を入れて開発しておりますが、もちろんエントリーですのでコスト的な制約もあり音質に大きな影響の無い見た目的な部分にはコストをかけれていませんが、音質に関わる重要な部分には最新の工法や技術を妥協せず導入して一般的なミドルクラス以上の音質を獲得しています。
機種名はAL-1SQというモデルで、一般的なエントリークラスの中では群を抜いてサウンドクオリティーの高い製品です。基本的な設計思想はAL-1PROと同じですが、現行モデルのAL-1PROよりさらに手の届きやすい価格に設定してますので、とにかく費用を抑えてスピーカー交換のみで良い音で音楽を楽しみたいと思っている方や、これからオーディオを始める方には最良の選択肢になるかと思います。
AL-1SQの価格は12,600円(税抜)[13,860円(税込)]を予定しています。
今回追加するこのモデルに関しては、今年の4月から既に量産開始していて、量産モデルもやっと完成して現在入荷待ちです。
ALブランドのエントリー2モデルの位置づけとしては、ミドルクラス級の音質を検討している方で少しでも安く良い音をという方にはAL-1PROが良いですし、とにかく費用を抑えてその中でも最大限良い音を鳴らしたいという方はAL-1SQが選択肢になるといった感じです。エントリーモデルと言っていますが、ALブランドの中ではといった意味なので、どちらも実際には国内ミドルクラス級の音質で、この価格はぶっちゃけあり得ない位のコスパです。
ALブランドの為だけに設計したオリジナル専用設計品ですので、他のALブランド製品同様に唯一無二の音質となってます。この価格帯の製品は通常パッシブネットワークに費用をかけれないので、ミッドバスはフルレンジで鳴らしてツイーターはコンデンサー1個で緩くハイパスした物をミッドバスの帯域と被せて使う様な仕様の物が多いですが、AL-1SQはパッシブネットワークもこの価格帯ではあり得ない位のものにしています。
ALブランドの製品は全てALブランド専属エンジニアとブランドオーナーである私とでやり取りして設計されてますが、製品化するまでにかなり時間がかかります。
1から新たに設計してますので当たり前と言えば当たり前ですが、普通に量産まで1年以上かかってます。
恐らくエントリーモデルでここまでやっている製品は数少ないかと思います。
試作完成時はまずは工場のテスト車両やテストルームで鳴らした動画を参考に聴かせてもらった後に実際の製品を確認しています。各種特性確認を行ったり、実際に鳴らす場所も実際の車両、テストルームからホールまで様々な環境で鳴らしてテストされてます。
1台試作をして実際音を聴いて改良してを繰り返すので、1つの試作を作るのにも膨大な費用や労力がかかります。
参考程度ですが、工場での試作品音出しテスト動画です。